3次元計測システムMONMOS
NET05AXⅡ/NET1AXⅡ
- 超高精度な測距測角システム
- 自動視準精度1" (反射プリズム使用時)
- PCオンラインによる遠隔操作が可能
- スキャンサーチ機能
- 優れた耐久性で長期計測でも安定した高精度測定を実現
- 精密計測を効率化するソフトウェア SDR4000
オンラインで遠隔操作
計測システム構築に向け、オンラインで遠隔操作を行える豊富なコマンドライブラリーを公開しています。
スキャンサーチ機能
指定した範囲をスキャニングし、ターゲットの位置を自動認識。変位計測の初期値取得作業を大幅に効率化できます。
※公開するコマンドにより、ご自身でシステム構築をいただくことで機能します。
※公開するコマンドにより、ご自身でシステム構築をいただくことで機能します。
自動視準アルゴリズム
望遠鏡視野内に複数のプリズムや反射物があっても、視準位置に最も近いターゲットを確実に視準します。
MONMOSによる3次元座標系の設定
- 既知点を必要としません。任意の場所に機械を設置。まず基準とする2~3点を選定し観測する。最初に測定した点が『原点』(X=0,Y=0,Z=0)となる。
原点の設定は任意なので測定する構造物上でも、外部の点でも構わない。 - 2番目に測定した点が『XZ面』上の点となる(X1,Y=0,Z1)。そのXZ面における原点からの水平方向がX軸となる。Y軸はX軸とZ軸の双方に対して直角になるよう自動的に決定される。
- 各点を測定する。上記で設定された座標系を基準として測定データより各測定点の3次元座標値が瞬時に演算され記録される。
- 任意の座標系で得られたデータは、基準となる座標軸の回転・平行移動など、座標系の変換機能により、解析が容易となる。
- 本体またはコントロールターミナルに記録された3次元座標データに基づいて、2点間の距離/2直線の角度/3点のなす角度/基準となる線または面からの出入り(オフセット)量/3点のなす免責などのその場で演算が行える。
MONMOSの特徴
- 1人で1台の測定機により、測定点を1度測定するだけで3次元座標が0.1mm単位で瞬時に得られる。測定方法は非接触式、電源は充電式バッテリー、システムは1人で持ち運び出来るため、機動性に優れる。
- 絶対座標の考え方と根本的に異なる独自の座標設定方式を採用。このため測定に当たって特別な準備は必要なく、測点に反射ターゲットを貼り、任意の2点を測定するだけで3次元座標系が設定される。このため基線や基準点は一切必要ない。また構造物を1箇所から測定出来ない場合でも、3Dステーションを移動して、移動前に測定した2点を再度測定するだけで元の座標系が再現され、同一座標系内で構造物全体の測定が行える。
- 座標系の設定、測定の開始、測定データの記録・編集・各種計算は本体に内蔵された計算プログラムまたはコントロールターミナルによって行われる。記録されたデータはホストコンピューターに転送し、様々な解析に活用することが出来る。
形状測定に有効なデータ比較計測
船舶や橋梁などの大型構造物の部材形状計測に有効です。設計データと実際の計測値を比較します。
据え付けに最適な位置決め(杭打ち)計測
建築現場での柱の据え付けや、プラントの位置めに有効。 リモートコントロールシステムを使えば、ワンマンで超精密な誘導が行えます*。
*NET05AXII/1AXII、NET05AX/1AXにおいて、データコレクターSHC250版で対応。
*NET05AXII/1AXII、NET05AX/1AXにおいて、データコレクターSHC250版で対応。
高精度な座標つなぎ計測
機械を移動しても、同一点を3点以上計測すれば、最小二乗法による高精度な座標つなぎが行えます。
MONMOS用アクセサリー
反射シートターゲット 粘着シートタイプ
測定点に直接貼り付けて使用できます。被測定物の大きさや測定距離に合わせて、無地+印無しから90×90mmまでのサイズを用意しています。
反射シートターゲット 用途別専用ターゲット
- 座標系の接続に威力を発揮する回転ターゲット。
- 直接観測できない、隠れた点を測定する2点ターゲット。
- 遠距離での測定に適したプラスチックタイプの反射ターゲット。