基準点測量TOTAL STATION

基準点測量

『基準点測量』とは、既知点に基づき新点である基準点の位置を定める作業をいう。 既存の基準点をもとに新しい基準点となる新点の水平位置を定める測量。または既存基準点の再測量。 基準点測量は既知点の種類、既知点間の距離及び新点間の距離に応じて、1~4級基準点測量に区分する。

項目/区分 1級基準点測量 2級基準点測量 3級基準点測量 4級基準点測量
既 知 点 の 種 類 電 子 基 準 点 電 子 基 準 点 電 子 基 準 点 電 子 基 準 点
一~四等三角点 一~四等三角点 一~四等三角点  一~四等三角点
1 級 基 準 点 1~2級基準点 1~2級基準点  1~3級基準点
 既知点間距離 (m) 4,000 2,000 1,500 500
新点間距離  (m) 1,000 500 200 50
         

≪使用機器≫
観測に使用する機器は、下記表に掲げるもの又はこれらと同等以上のものを標準とする。

機   器 主 な 機 種 摘    要
1級トータルステーション NET05XⅡ、NET1AXⅡ、SX-101T、FX-101 1~2級基準点測量
2級トータルステーション SX-103T/105T(F)/103P/105P(F)
DX-103AC/105AC/203i/205i
FX-103/105(F)、CX-103/105(F)
2~3級基準点測量
3級トータルステーション CX-107(F) 4級 基準点測量
1 級 G N S S 測 量 機

GRX1(GGDM/GDM/GGD/GD)  
GRX2(GGDM-D/GDM-D/GGD/GD)
LZ-S5、LZ-R5、GCX2   

1~4級基準点測量
2 級 G N S S 測 量 機 GRX1(GG)、GRX2(GG) 1~4級基準点測量

GNSS観測は干渉測位方式で行い、観測方法は下記表を標準とする。
アンテナ高はミリメートル位まで測定するものとする。

観測方法

観測時間

データ取得間隔

摘    要

スタティック法

60分以上

30秒以下

1級基準点測量(*10km未満)

2 ~ 4 級 基 準 点 測 量

短縮スタティック法

20分以上

15秒以下

3 ~ 4 級 基 準 点 測 量

キネマティック法

 1分以上

 5秒以下

4 級 基 準 点 測 量

R T K 法

10秒以上

1秒

3 ~ 4 級 基 準 点 測 量

ネットワーク型RTK法

10秒以上

1秒

3 ~ 4 級 基 準 点 測 量

*観測距離が10kmを超える場合は、節点を設けるか1級GNSS受信機により120分以上の観測を行う。

 

 

 

 

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